四ツ谷駅 四谷 心療内科

学校の相談

学校の相談

何となく学校に行けない
今まで問題無く学校には通っていたのに、急に行かなくなった。ということがあります。自分でもいかなきゃ行けないと思っているのに、朝起きられない、起きても行く気がしない事が続く場合はちょっと危険です。中学、高校ではもちろん、今では、大学も出席/欠席について厳しいチェックをするところが増えています。親は、普通、「なにがなんでもいきなさい」とうるさく言います。「行けない」きっかけは様々です。友人とのトラブルが原因の場合、学校に行くが授業には出られない場合、理由無く行かなくなった場合、等があります。多くの場合には、「たいしたとはないのに」と思うようなきっかけですが、実際には学校に行けなくなってしまいます。何らかの明らかな身体疾患によって行けないのでなければ、メンタルの疾患を考える必要があります。また、治療によって通えるようになる場合が多いです。

朝起きられない
朝起きるのは苦手、という人は結構います。初めは、「たまたま,起きられなかった」くらいにしか思いません。これが、増えてくると社会生活上の支障が増えます。実は、10代後半の人たちは睡眠障害を比較的容易に起こすことが知られています。特に、リズムが崩れるタイプの睡眠障害が多いようです。早く寝る、同じ時間に寝る等、自分でできる対策もあります。ひとしきり、自分でできることを試みても効果が無ければ早めに医療機関受診をすると良いでしょう。

授業に出られない
きちんと朝起きて、食事をして学校に行くのに「授業に出られない」という人がいます。あるいは、授業があると思うと起きられないという人もいます。親や学校の先生からは、「サボっている」と見られます。しかし、本人は勉強が嫌いなわけでもなく、授業に出られないことがとても気になっているという場合があります。何らかのきっかけがあることが多いのですが、無いこともあります。例えば、授業に出ると「ドキドキして苦しい」、「息苦しい」、「なんだか汗が出る」、「授業に出るとすぐにトイレに行きたくなる」、「周囲の目が気になる」等理由は様々ですが、このような場合には、不安障害やその他の疾患が疑われます。是非、心療内科を受診して治療することを勧めます。

休み時間がイヤ
授業は特に問題は無いけれども、休み時間がイヤという人がいます。特に、友人と大きなけんかをしたわけでもなく、いじめられている訳でもなく、休み時間が苦痛なのです。結果として、学校に行けなくなることや、家から外出することが困難な場合もあります。本人はとてもつらい思いをしています。しかし、まわりから見ると問題ないようにみえるので、本人はさらに孤独感がつのります。社会不安障害等の疾病があることがあります。不思議な話ですが、カウンセリングのみならず、薬が良く効きますので、心療内科に受診する事を勧めます。

授業中トイレに行きたくなる
いつもは気にならないのに、授業に出ると、「授業に出るとすぐにトイレに行きたくなる」という方がいます。少しくらい、あるいは、近くにトイレがないと思うと安心して授業を受けられない場合もあります。このような場合には、原因を早めに見つけて治療すると改善する事が多い様です。

朝、起床してから頻繁に下痢をしてトイレにいかなければならない。一般の内科に行っても良くならない。
頻繁な下痢、下痢と便秘を繰り返すといった症状の場合には、症状に合わせて消化器の症状を処方される事になりますが、それでも良くならない場合には、メンタルの問題がある場合も少なくありません。それほど、ひどい下痢でなくとも頻度によっては、「電車に乗れない」、「会社に行けない」、「仕事にならない」等の社会生活上、大きな支障を来すことがありますので、心療内科での治療を勧めます。

大学で友達が出来ない
高校生の頃とは異なり、大学生となると「クラス」という意識が希薄になります。部活、サークルあるいはアルバイトなどで交友関係を広げることの方が多いのかもしれません。そのため、授業以外の活動を余りなさらない方は、高校と比べると「友達ができにくい」環境にあります。学科によっては、勉強が忙しい場合もあり、「気がついたら友達がいない・・・」と思い、急に不安になることがあります。そのような場合には、カウンセリングが有効です。大学によっては、カウンセリングルームを設けているところもあります。あるいは、クリニックでも当院のようにカウンセリングを受けることがきる医療機関もありますのでご利用なさったらいかがでしょうか。

大学で特定の授業に出られない
他の授業は問題ないのに、特定の授業はだめという方がいらっしゃいます。特に、「ゼミ」とか「ディスカッション」という、いわゆる単純な座学ではない、発言を求められるような授業に多い様です。何らかのきっかけがあることが多いのですが、無いこともあります。例えば、授業に出ると「ドキドキして苦しい」、「息苦しい」、「なんだか汗が出る」、「授業に出るとすぐにトイレに行きたくなる」、「周囲の目が気になる」等理由は様々ですが、このような場合には、パニック発作又は不安発作であることもあります。適切な治療で症状が改善することが多いです。

大学で勉強に集中できず単位を落としてしまった
今までは集中できていたのに、なんだか集中できない。という事は珍しくありません。例えば、「失恋した」、「サークルの人間関係」等の心配事があれば当然です。このような状態はつらいのですが余り続くことはありません。しかし、特段理由がないはずなのに、集中できない、さらにその状態が続くという場合があります。当然、学業に影響が出ます。うつ病の初期、双極性障害の初期等の感情障害の初期に見られることがあります。

就職時の面接場面で緊張しすぎてしまう
今般の厳しい厳しい就職状況からすれば、就職時の面接で緊張するのは当然と思います。むしろ、「緊張しない」なんていうのは"うそ"もしくは、相当な大人物に限られるのではないでしょうか。但し、「緊張して会場に居られない」、「どもってしまって、全くしゃべれなくなってしまう」等のレベルになると「誰だって・・・」という訳には行きません。不安が強くなっている場合には、精神安定剤が効果的である場合もありますので、症状が厳しい場合には一度、心療内科にご相談なさると良いかもしれません。